プロがマンションを見るときは、必ず、敷地の利用計画、建物の配置計画などを見ます。そのマンションがどんなマンションなのか?と概要を掴む第1歩ですから。
そんな全体のチェック内容の中で、まず、よく勘違いされているテーマでもある、耐震性について話しましょう。
この耐震性、素人が図面をチェックして、正確に知るのははっきりって無理。いや、プロでもかなり難しい。よく地盤が弱いと、それだけでダメ!だと思われがち。でも、大事なことは、その地盤に応じた基礎、構造をしているのか?これです。
で、それは見てもわかるのか?
素人には難しい!でもね、まず、抑えておきたいのは、法律で定められた基準というのがある。あくまで、これ以上にはしようね、っていう基準なので最低ラインではある。この基準は、よく改正されてます。大きな地震なんかで、被害を受ける度に改正(改良)されているのです。
で、マンションに関しては、この基準は必ず満たしている。いや、正確には、設計上は満たしている。そうしないと建築の許可がもらえないから。(構造偽装問題があったがそれは別ですね)
これを、いろいろと突付いてもしょーがない。大事なのは、設計だけでなく、施工がその通りになされているか?である。が、なかなかマンションの場合、このチェックをする機会が無い。残念なことです。
ちなみに、建設現場では、設計よりも実際の施工方法の方がより良い仕様となることもある。基礎工事が、図面とは異なる杭を打つことだってある。
この点(構造そのもの)については、ある程度、売り手、作り手を信じるしかないのが現状である。
このコラムの中で、全てのチェック項目を上げて、その説明を書くわけにもいかない(本が何冊もできてしまう量になり、消化不良間違いなしだから)ので、大事な点で、かつ、誰でも頑張ればチェックできることを中心に書きますね。
階高。
これって、何でしょう?この意味がわかる人は、良い感じですよ。
これは、各階それぞれの高さです。例えば、3階の住戸を購入しようとしているなら、3階の住戸の床のコンクリートの表面から4階の住戸の同じところまで。別にフローリングの表面からフローリングの表面だと思ってもらっても良いです。同じことですから。
この階高は、いろんな所に影響してきます。天井の高さや、床の厚さ、コンクリートの厚さなどなど。これらは、コスト面を抜きに考えれば、数値が高い方が良いのです。天井が高い方が、開放感のある室内になりますよね?コンクリートも厚い方が、下への騒音を抑えます。ほかにもいろいろと良いことをもたらします。
じゃあ、みんな高くすれば良いのですが、そうもいきません。その分、お値段が高くなりますから。
具体的に言いますと、理想は、階高は3000mm以上です。理想ですよ。
でも、なかなかこのレベルのものはありません。少ないです。
そこで、できれば、2900mm以上欲しいところです。これも、限られますが。最低でも2850mm未満は避けたいところですね。
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