マンションでも一戸建てでも、未完成物件を買う場合、売買契約を締結してから完成するまで待ち遠しいものですね。
多くのマイホーム購入者の方は、物件探しをして売買契約を行うまでは、その過程を楽しんでもいるようです。しかし、売買契約を締結してから完成までの間に徐々に不安が大きくなっていくことがあるようです。
「本当に買っても良かっただろうか・・・」
「あのマンションでよかったのか・・・」
などと考えてしまうのですね。
そして、完成が近づくということは、同時に引渡し(=決済)も近づくということでもあります。決済の際に、住宅ローンの借り入れを行うのですが、何千万円もの大きな借金をすることでもありますから、余計に不安が大きくなるのではないでしょうか。
そんなときに、売主(または販売会社)から内覧会のお知らせが届きます。
不安が大きくなってきているマイホーム購入者にとっては、完成した建物をチェックすべき内覧会という新たな不安要素が生まれるわけですね。
そこで、インターネットで検索などして調べると、「内覧会は最後の砦」などというフレーズが目に飛び込んできます。余計に不安になりますね。思わず、専門家に内覧会へ立ち会ってもらいたいと思うのではないでしょうか。
ここで、私が言いたいことは、内覧会というものを正確に知って頂きたいと言う事です。私の会社では住宅購入者向けのコンサルティング業をやっておりますが、不安ばかりが先走ってしまっている方がたくさんいらしゃるように感じられます。
果たして、内覧会は、本当に最後の砦なのでしょうか?
結論からいえば、そうではないと考えています。内覧会では、確かに引渡しを受ける前に購入者がマンションや一戸建てをチェックする機会であることは間違いないです。しかし、これが「最後」かと言うと少し微妙です。
・内覧会の後に「再内覧会」がある(確認会ともいう)
・入居後も不具合があれば売主が対処してくれることが多い
・引渡し後も定期点検などがあり不具合を指摘する機会がある
さらに、マンションの場合は、
・内覧会で発見する不具合は入居後でもスムーズに対処できることが多い
・内覧会では構造部分の確認ができない
ということも言えます。
内覧会の通知を見て慌てすぎずに、まずは冷静に考えることです。特に、内覧会から入居予定日までの期間が長い方は、何も内覧会で専門家に見てもらわなくても良い場合が多いです。
内覧会を自分たちだけで対応し、その結果、不安が残った場合に再内覧会(または確認会)に専門家に同行してもらってはいかがでしょうか。再内覧会で指摘しても補修してもらえますし、仮に大きな補修工事があっても入居までの日程にゆとりがあれば、工事も間に合います。
専門家が内覧会に立ち会うメリットは、
・売主側に誤魔化されない
・素人が気づきにくい点も指摘することがある
・専門家がいると売主側も素直に対処する傾向にある
ということが挙げられます。これらから、専門家が内覧会に立会いする意味があることも確かです。しかし、全ての方に必要だとは思わないのです。内覧会の本当の意味と専門家に立ち会ってもらうことによる本当の効果を知ってください。その上で、
「自分にとって、本当に内覧会への専門家の同行が必要か?」
とよく考えましょう。本当は購入前(契約前)に専門家に相談される方がはるかに意味があるのです。
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